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旧 笹山日記

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笹山縄文カレッジ チンコロ作り
昨日、チンコロ作りを行いました。

講師は、伊乎乃の里・縄文サポートクラブ代表の阿部美記子さん。

笹山のために、

縄文バージョンで土偶をモチーフにしたチンコロ、

「ドグコロ」の開発にもご協力くださいました。

上の写真は、阿部さんが茶色だけを使って作った試作品。

当日、どんなものができたか、、、報告を楽しみに待っています。


調査員

(2017年12月18日)

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デカくなる豆を見つける
「マキを覆っていたブルーシートが見当たらない。」

そんな一報をお受けして、笹山に急行。

探そうとするも、もう肩くらいまで積もった雪は深すぎて、

行くべきところにはたどり着けず、断念。

踏みこめそうなところを歩き探しては雪に上がって周囲を見回したみたものの、

結局はどこにありませんでした。

笹山にいらっしゃる方で、もしどこかでブルーシートを見かけた方は、文化財課までご連絡を。。。


そんななか、整理室で驚きの光景を目にしました。

光景というか、かなりピンポイントです。

なんと、放ったらかしにしておいた水付けのマメの一部が・・・

巨大化していたのです!

なんせ前回の報告から11日も経っているので、いったいいつ大きくなったのかはわかりません。

でも、ひとつも大きくならないという判断は完全に大間違いでした。

なんだか振り出しに戻ったような気がします。

この大きい豆だけを植えたら、どうなんだろう、やっぱり大きいのが、

というか、「水につけると大きくなるマメ」ができるんでしょうか。

実験って面白いですね〜!


調査員

(2017年12月14日)

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裂莢性の喪失
アズキやダイズの栽培化で現れる特性を栽培化症候(徴候)群といいます。

ドメスティケーション・シンドローム。

そのひとつに、裂莢性(れっきょうせい)の喪失というのがあります。

マメは、莢の中に入っていて、野生のものは成熟すると莢が自分で割れて中のマメを散らかす性質がありますが、栽培するとこれがだんだん失われて自分では割れなくなります。自分で割れなかったものを選択的に採集し続けることで伸張する特徴と考えられています。

ところで、今回の実験の関係で、晩秋に引き抜いたヤブツルアズキのツルをまだとっておいてあります。すぐ捨てるのもなんだし、片付けるのもなんとなく面倒だしで、バケツに入れて放っておきました。

きっと自然と割れていくのだろうと思ってすでに3週間近く放っておいていたのですが、案外、自然と割れたのはごくわずかでした。全体の中でどのくらいかははっきりしませんが、ざっと見た感じでは1割前後が割れずに残っているかな、という印象です。

ここでふと思い出したのは、裂莢性の喪失についてでした。そういえば、自分で割れなかったものを選択的に採集し続けるのって現実的じゃないような・・・。採集するならできるだけ多く取りたいと思うのが人情ですから、目につくものは全部取っちゃう。1割しかないものを選択って・・・、など。

栽培化(栽培による遺伝的変異)にいたる方法は、実はまだよくわからないというのが本当のところかもしれません。


調査員

(2017年12月04日)

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大きくなりました!
今日も粛々と圧痕部。

やることが沢山あってどれも同時進行。

そのひとつ、豆の吸水実験をしました。

ノギスが見つかったからです。

さっそくヤブツルアズキとツルマメを水につけまして、

6時間ほど吸水させてみました。

すると、びっくり!



0.1mmほど大きくなりました。



「え・・・たったそれだけ・・・?」

どうやら、24時間に挑戦しないといけない気配ですが、きっとそんなに巨大化しないんでしょうね。

これでは到底、土器に圧痕を残した豆の大きさには及ばないでしょう。

だって、土器のダイズ圧痕は、ツルマメの倍ほどありますからね。


栽培化、間違いなし。


調査員

(2017年12月03日)

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おしるこは見えてきたか
今日はせっせと圧痕部でした。

集めた圧痕シリコンをまとめる作業。

作業日がバラバラだったり、片付けたり出したりしいてるうちに、

土器とシリコンの対応関係がよくわからなくなったり、

「そもそもシリコンはどこいった」的な事件があったり、

まとめる以前のモノ探しに追われてしまいました。


それはそうと、全部のシリコンを改めて通覧すると、アズキとダイズが多くて、あとはエゴマとが少し、という印象です。

単純でいい感じです。

でも、アズキは、ヤブツルアズキとそっくりなので見た目ですぐ分かりますが、

ダイズは、ツルマメと違うのか同じなのかよくわからない。

というのも、ダイズは水を吸うとサイズはもちろんタテヨコ比まで変わるそうですから、無理もありません。土器を作った時に混ぜたんだから、当然、土器から水を吸って大きくなっているはずなのです。

これでは、このダイズが標準より大きいのか、小さいのかそれさえわからない。

というわけで、手持ちのツルマメ種子を水につけてみることにしました。どのくらいの大きさになるのか。

「さ〜て、どうなるかなー」(ワクワク)、、、そう思ったのもつかの間。

「いやまてよ、水につける前も測らなきゃじゃん。ってことは、ノギスが必要なわけだけど・・・」

「あれれ、、、、ノギス(計測器)、どこだろう、どこいった〜〜〜〜〜〜!?お〜〜〜い、ノギスや〜〜〜い!」


と、またしてもモノ探しでひと騒動なのでした。

おしるこへの道はまだ遠い。


調査員

(2017年12月02日)

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