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笹山縄文カレッジ「学校向けプログラム」(中条小学校様)
昨日の午後は、中条小学校6年生のみなさんが笹山遺跡に来てくれました。

天気はあいにくの雨。

でも皆さん大変元気が良く、雨なんか関係ないって感じでした。

スケジュールは2本立て。

最初に笹山遺跡を巡りました。

竪穴住居、火焔型土器の出土状況モニュメント、

そして笹山縄文館内の土器や石器の数々・・・。

6年生は昨年の秋に開催した「学校向けプログラム」で体験発掘を行っていたので、

今回巡った笹山遺跡内のことはもうよく知っている、、、

はずでしたが、

訊いてみると意外と忘れてました(笑)

萎えそうになる心を奮い起して再度レクチャー。

繰り返しが大切です。

次に、笹山縄文館内で縄文時代についてのお勉強です。

内容は高校生でも分からないであろう高度なもの。

ですが、さすがは笹山遺跡を学区内に有する中条小学校の子どもたち。

こちらの質問に次々と答えを出していき、

あまりにも早く答えが出るので時間は余り気味に。

でも逆に色んな余談を付け加えさせてもらって、

終わってみれば、たいへん内容の濃い授業となりました。



終了後、一人の女子児童が私のもとに。

 「先生いくつですか」

 「三十〜歳だよ」

 「えー!二十歳くらいかと思ってた」

内容の濃さ、この時点でマックスに達しました。

(2013年06月27日)

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笹山縄文カレッジ「学校向けプログラム」(下条小学校様)
昨日の午前中は、出前授業。

下条小学校6年生の皆さんを訪ねてきました。

先日、笹山遺跡で調査に参加してくれたみなさんに再び会うことができて、

元気そうな笑顔が見られたので、それだけでもうれしかったです。

授業は予め子どもたちが考えてくれた二つのテーマからどちらかを班ごとに選択し、それについて話合って、話合った結果を発表してもらう、というもの。

テーマは二つでした。

1 縄文人はなぜこんなに雪の降る十日町にすんでいたのか。

2 縄文人と現代人はどちらのほうが頭が良いか。

どちらも難しい課題ですね!

でも、6つの班はそれぞれに答えを出して、

素晴らしい発表をしてくれました。

出来すぎていてこちらが驚かされたくらいです。

印象的だったのは、2のテーマを選んだ班のなかで、

ある部分は縄文人のほうが頭が良く、ある部分は現代人のほうが頭が良い、

と考えられた班。

私自身、縄文人と現代人とのどちから一方が答えになると思っていたので、

この班の解答は意外だったのと同時に、逆に教えられたような気がしました。

とても有意義な授業でした!




(2013年06月27日)

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笹山縄文カレッジ「学校向けプログラム」(吉谷小学校様)
昨日は立吉谷小学校6年生の皆さんがきてくれました!

吉谷小学校は小千谷市にある学校で縄文学習に力を入れているそう。

そうときけば、こちらもいつの間にか力が入ってきます。

授業は2時限構成でした。

1時限目は講義です。内容は大きく三つ。

 縄文時代の長さと気候の変化について。

 狩猟・採集生活について。

 家や道具の作りについて。

どれも授業で習ったことから始まり、

そこからさらに「一歩前へ」進んだことを勉強してもらいました。

みなさん、とても真剣な顔つきで聞いてくれました。

でも、それでいて、学芸員のつまらない冗談に笑顔を見せてくれたりと、

こちらとしても大変楽しい講義になりました。

2時限目は発掘調査です。

最初に遺跡と文化財の大切さについて説明を受け、

それから調査区へGO!

みんな一生懸命掘ってくれました。

おかげでほとんどの子供が、土器や石器を見つけることができましたようです。

なかには洗ってみないと土器かただの石か区別の難しいモノもありました。

けれど、どれも間違いなく土器、石器でした。

調査区は縄文集落の西のはずれですが、

住居跡がすぐ近くで発見された場所なので、

やはりたくさんの土器が眠っていました。

この場所は今後も期待が持てそうです。

みなさん、これから調査報告書を提出することになります。

どんな報告書ができてくるでしょうか、

楽しみに待っています。

(2013年06月25日)

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笹山縄文カレッジ「学校向けプログラム」(川治小学校様)
今日は川治小学校3年生の皆さんがきてくれました!

縄文時代を習うのは小学校6年生。

だからまだ難しいかなと思いましたが、

そんなことはありませんでした!

縄文時代や火焔型土器、みなさんよくご存じで、

逆に教えられることもあったほど。

学芸員も気が抜けません。

復元された竪穴住居の中に入ってから、

火焔型土器のモニュメントと発掘調査区へ。

調査区にはいま、期間限定の調査紹介看板が立っていて、

いまは土の覆われている調査区のことが大変分かりやすくなっています。

そのあと、笹山縄文館にて、一昨年と昨年に掘って見つかった土器を見学。

土器を実際に持ってみよう!ということで

全員に抱えて持ってもらいました。

「重い!」という人もいれば「軽い!」という人も。

いずれにしても、土器をもつなんて経験はだれも持ってなかったようで、

みんな興味津々、わくわくドキドキの体験となりました。

(2013年06月21日)

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笹山縄文カレッジ「学校向けプログラム」(下条小学校様)
今日は笹山遺跡に下条小学校6年生がきてくれました。

梅雨のぐずついた空模様の中、

雨の間を縫うようにして、雨上がりの絶好のタイミングで発掘。

奇跡のようでした。

しかも、奇跡はそれだけでなく、

出土遺物のなかに、なんと!

石鏃(矢じり)2点もあったのでした!!

僅かな時間の僅かな面積の中で2点・・・。

奇跡という以外、言葉が見つかりません。

担任の先生曰く


 「きっと、誰かの行いがいいのでしょうね、


  ・・・たぶん私ですね。」


ありがとうございました。

(2013年06月20日)

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笹山縄文カレッジ「学校向けプログラム」を開催(湯沢小学校様)
6月17日午後。

湯沢町の湯沢小学校の皆さんが

発掘授業のために笹山遺跡を訪れてくれました。

学芸員の説明と注意事項を聞いてから、

道具をもって、いざ調査区へ。

掘る土は表土ですが、なにせ縄文集落の真上です。

遺物は次から次に見つかります。

結果、殆どの児童が縄文土器や石器の破片を

掘りあてることができました。

もちろん、すべて本物。

約5000年ぶりに日の目を見ました。

発見した遺物は、すぐに洗ってもらい、

簡単に観察しました。

「土器に砂が混ざっているのはなぜ?」

みなさん頭を悩ませていました。

これらの遺物はいったん学校に持ち帰って、

調査報告書作成のための材料にしてもらいます。

報告書の提出期限は1カ月以内。

さて、どんな報告書が出来上がってくるでしょうか。

いまから楽しみです。

(2013年06月18日)

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表土剥ぎ
今日は笹山縄文カレッジ「学校向けプログラム」の事前準備のため、「表土剥ぎ」(ひょうどはぎ)を行いました。

「表土剥ぎ」という言葉は、一般の方はあまり聞き慣れていないかもしれませんね。

この用語は遺跡の発掘調査の序盤に、畑の土などの後世に動かされた土を取り除く作業を指します。

「剥ぎ」というのは、下へ掘るというよりも、表面を剥がし取るようなイメージでとらえられているためでしょう。

土木的には表土掘削(ひょうどくっさく)という方が通じやすいことでしょう。

さて、今日の表土剥ぎ。

普段は笹山縄文館で土器や石器の整理をしている作業員さん二人と、ボランティアで来ているお一人と一緒の作業になりました。

範囲は狭いので1時間くらいで終わるかな、と思っていたら、なんと2時間半もかかりました。

以前掘った地区を埋め戻したときに重機が繰り返し踏んでいたため、土がすごく硬く締まっていたからです。それもガッチガチに・・・。

来週月曜日、湯沢小学校の子どもたちが発掘に来ますが、、果たしてちゃんと掘れるかどうか、いまからとても心配です。。

(2013年06月12日)

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第9次調査が始まります。
いま、笹山遺跡は草むらのようです。
このところの暖かさで、どんどん伸びています。

さて、今年も笹山遺跡学術調査が行われます。
今年の調査は3段構えです。

【第1段階】
小学校の子どもたちによる調査です。
表土層が対象となります。子どもたちは発掘だけでなく、一緒に地域のことや縄文のことも勉強し、ちゃんとレポートを出してくれる予定になっています。みなさん一生懸命に頑張ってくれます!


【第2段階】
笹山縄文カレッジ「みんなで掘る笹山遺跡2013」の体験発掘参加者による調査です。
参加者の中には兵庫県や宮城県などから来られる方もいます。その好奇心と行動力に心より感服いたします。
調査は表土層の下、包含層と一部の遺構を発掘します。初めて参加される方には研修を受けていただき、笹山遺跡と発掘調査について造詣を深めていただき、さらに発掘の手ほどきを受けていただきます。
「体験発掘」とはいえ、中身は本格調査とまったく同じですから、何が発見されるか毎日ドキドキです。ちなみに昨年度はこの調査によって竪穴住居跡が発見されました。快挙です。

※なお、参加者募集期間が6月10日から28日となっております。詳しくは文化財課トップページまたは十日町市ホームページをご覧ください。

【第3段階】
文化財課による調査です。
第2弾よりもさらに深い場所にある包含層と遺構を調査します。今年も重要な遺構が発見されるかもしれません。



調査はもう目前です。
参加予定の方も検討中の方も、笹山でお待ちしています!

(2013年06月07日)

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