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HAKKAKE展示 雪国の究極の春ものがたり

HAKKAKE展示

雪国の究極の春ものがたり

儀明の桜(松代)

会期

令和5年3月1日(水)〜令和5年4月10日(月)

会場

十日町市市民交流センター 分じろう HAKKAKE(文化歴史コーナー)
住所 新潟県十日町市本町2丁目226−1
見学可能時間 9:00〜17:00(※火曜休館)

内容

日本の国土のうち、およそ半分は「雪国」です。中でも、日本の中央部に位置する新潟県十日町市は、市街地でも平年の積雪深が2mを超える世界でも有数の豪雪地で、「雪国」の中の「雪国」です。この地に大量の雪が降るようになった縄文時代中期以来、人々は雪と闘いながらもその恵みを活かしてくらし、現在まで住み継いできました。

毎年11月頃の初雪から、半年近くにも及ぶ積雪期。すべてを白く覆いつくしていた雪が消えて土が顔をのぞかせる4月頃、雪国に春が到来します。花は一斉に咲き、ブナの芽がほころび、命が躍動する世界へと変貌を遂げます。「梅も桜もみなひらく」と十日町小唄にも歌われるほど、その様は劇的です。

しかし、春から秋までの間も、人々は次の雪の季節への準備を怠ることはありません。やがてまた初雪が降り、白く長い冬が始まります。このように無雪期と積雪期とで別世界が出現する中、人々の暮らしは営々と続けられてきました。人々は雪と闘い、雪を受け入れ、雪を活用し、雪に親しみ、雪に楽しみさえも見出して生き抜いてきたのです。

十日町市は、豪雪とともに生きる暮らしと豪雪を友とする心が、縄文時代から受け継がれて今に息づく「究極の雪国」です。日本文化の深奥ともいえる真の「豪雪地ものがたり」をご体験ください。

美人林(松之山)

朝焼けの信濃川

宮中ダム(中里)

※HAKKAKEは、中心市街地に位置する十日町市市民交流センター「分じろう」(十日町市本町2丁目226-1)の「まちの文化歴史コーナー」です。HAKKAKEでは中心市街地に賑わいを持たせるために、博物館のサテライトとして収蔵物を入れ替えて展示しています。