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終了

HAKKAKE展示 豪雪地のまつりものがたり-節季市と雪まつり-

HAKKAKE展示

豪雪地のまつりものがたり-節季市と雪まつり-

雪花火

会期

令和5年1月6日(金)〜令和5年2月27日(月)

会場

十日町市市民交流センター 分じろう HAKKAKE(文化歴史コーナー)
住所 新潟県十日町市本町2丁目226−1
見学可能時間 9:00〜17:00(※火曜休館)

内容

日本の国土のうち、およそ半分は「雪国」です。中でも、日本の中央部に位置する新潟県十日町市は、市街地でも平年の積雪深が2mを超える世界でも有数の豪雪地で、「雪国」の中の「雪国」です。この地に大量の雪が降るようになった縄文時代中期以来、人々は雪と闘いながらもその恵みを活かしてくらし、現在まで住み継いできました。

十日町市では、新婚の男性を雪の中に投げ落とす「婿投げ」、「ホンヤラドウ」と呼ばれる雪のほこらをつくる「鳥追い」など、雪国ならではの小正月の伝統行事が行われています。無病息災や、家業繁栄を願う祈りのかたちは、どんなに時代が変わっても古びることはありません。「節季市」は、もとは農家がワラ細工などを商った市で、現在も毎年1月に開催されています。子犬や十二支をかたどった米粉細工「チンコロ」が売られ、縁起物として人気を集めています。

昭和25年に始まった「十日町雪まつり」は、厳しい冬の暮らしを少しでも明るくしようという市民の思いから生まれました。集落や職場単位で製作される精巧な雪像は、世代を超えて継承されてきた技術と経験があってこそできる「雪の芸術作品」です。そのひとつひとつに、ともに助け合って雪国で生きてきた人々の連帯と、「雪を敵とせず友としよう」という十日町雪まつりの精神が表れています。雪に親しみ雪を楽しむ様々なまつりやイベントが、十日町市の白い冬を鮮やかに彩っています。

十日町雪まつり(第54回)

節季市とチンコロ

※HAKKAKEは、中心市街地に位置する十日町市市民交流センター「分じろう」(十日町市本町2丁目226-1)の「まちの文化歴史コーナー」です。HAKKAKEでは中心市街地に賑わいを持たせるために、博物館のサテライトとして収蔵物を入れ替えて展示しています。