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元町諏訪神社の親子スギ

親杉は、樹高32m、周囲5.2m、樹齢500~600年。小杉は、樹高23m、周囲2mです。

延暦年間(782~806年)に坂上田村麻呂が東征の際、幕下の将である坂下宗正を従えてこの地に来たとき、将軍の守護観音で知られた千手観世音を背負っていた宗正が突然倒れてしまいました。この突然の出来事に将軍は驚き、急遽掘立小屋を建ててやり、「汝はこの地に留まって静養せよ」と言い残して、この地をあとにしたといいます。

月日が経って、宗正の病気が治り、宗正がこの小屋を去るにあたって、後日の記念にと小杉を植えて都に旅立ちました。その杉がこの親子スギです。あるいは、その杉はいつの時代にか失われて、また新しくこの親子スギが生えたとも伝えられています。境内には相当数の巨大な切り株があります。[諏訪神社社守、小林源吉氏(当時72歳)の話。]

1889年(明治22年)に市町村制が施行されるまで宗正村がありました。
この親子杉は「子育て杉」ともいわれて、近隣の婦人たちにも知られています。近世の頃からでしょうか、一家の嫁と姑が仲睦まじくこの杉を拝みに来て撫でると、嫁は決まって懐妊、安産したと言われ、ごく最近までは安産によってすくすくと育った子供がこの杉にあがって遊んだり、大枝を背に昼寝をしたりして親しんだといいます。

一方、「呪い杉」の異名もあります。心を病む婦人に夜な夜な呪い釘を打たせ、藁人形に祈らせて人心を捉えてきたようです。

1975年(昭和50年)に旧・川西町の文化財に指定されました。

  1. 種別 十日町市指定天然記念物
  2. 名称(読み) 元町諏訪神社の親子スギ(もとまちすわじんじゃのおやこすぎ)
  3. 記号・番号 天・第1号
  4. 所在地 十日町市上野元町
  5. 所有者・管理者 元町諏訪神社
  6. 指定日 1975年(昭和50年)2月26日