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縮問屋加賀屋の御用縮及び関連資料
縮問屋加賀屋の御用縮及び関連資料
徳川幕府の大奥や諸大名、公卿などから注文を受けて特別に織られた越後縮を、御用縮(御召縮)といいます。極上品を納めるために、各地の熟練した織り子の中から適任者が選ばれて、製織にあたりました。織り子は心血を注いで織ったといわれています。

この御用縮に関係する資料が、市史編纂の際に縮問屋の加賀屋(蕪木元昭家)の文書の中から発見されました。内容は以下です。

1.御用縮雛形(大名などが発注した御用縮の切れ見本及び柄見本で、色柄・寸法・反数・納期などのほか、加賀屋から依頼された世話人と織り子の住所・氏名が記されている)
2.御用縮切地(納品した御用縮の控え切れ地)
3.御用縮用留帳(受注した御用縮の控え記録)
4.御用縮駄賃帳(御用縮の輸送に関する駄賃帳)
5.諸家奥女中注文書
6.諸家奥女中進物帳(得意先の奥女中へ特産品を贈呈した控え)
7.越後縮雛形帳
8.越後縮切地

御用縮の発注から製織、納品までの流れを解明する注目すべき資料です。

加賀屋は江戸時代の18世紀前半に創設された商家で、魚沼郡の中でも最大手の越後縮問屋でした。江戸時代において高級夏物衣料として珍重された越後縮の集散地だった十日町において、大丸など江戸呉服問屋の買宿として大きな役割を果たしました。

店舗のあった場所には、現在は本町3丁目の十日町市市民交流センター「分じろう」があります。

加賀屋の文書には、1809年から記されている「大福帳」(だいふくちょう※1)のほか、1798年から1857年までの「棚卸帳」、商家の年中行事をまとめた「永用年中行事」、江戸や京に商いに出向いた奉公人からの書状なども多数残っており、近世商家の幅広く広域的な事業展開の実態が分かります。

1990年(平成2年)6月8日に十日町市の有形文化財に指定されました。

※1 商家で、売買の勘定を記す元帳(もとちょう)。表紙に「大福帳」と書いた横長の帳面。勘定科目を分けず、取引順に書き流したものが多い。


(1) 種別 十日町市指定有形文化財(工芸品)
(2) 名称(読み) 縮問屋加賀屋の御用縮及び関連資料(ちぢみどんやかがやのごようちぢみおよびかんれんしりょう)
(3) 記号・番号 工・第7号
(4) 所在地 十日町市西本町1丁目 十日町市博物館
(5) 所有者 個人
(6) 管理者 十日町市博物館
(7) 指定日 1990年(平成2年)6月8日
(8) 備考 2010年(平成22年)3月18日に指定解除し、歴第4号「縮問屋加賀屋蕪木家資料」に統合


加賀屋跡地(現・分じろう)




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