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笹山日記|十日町市教育委員会

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笹山日記

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遺物、遺構、地質
調査員の阿部です。

遺物の出る出ないはモチベーションに影響します。

だから遺物がすごく少ない今の状況は、シルバー作業員さんたちにはちょっとつらいかもしれません。

なので遺構の探索に話をずらし、いろいろお話をするのですが、なんだかあんまり人気ないですね。いまいち盛り上がりません。

そこで地形の復元についてもいろいろお話をするのですが、食いついてくる人は少ないですね。ガックリ。

やっぱ「お宝」なんでしょうか・・・。

調査員

(2018年07月17日)

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土嚢が切れる
調査員の阿部です。

使い始めて2週間程度になるでしょうか。

土嚢袋が次々と千切れ始めました。なんとも脆い。

また土嚢袋を買ってきて、詰め直しをしてもらいました。

原材料費の高騰で薄手のものが出回り始めてから何年くらいになるでしょうか。

「またか」という気分です。


調査員

(2018年07月13日)

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確認調査的
調査員の阿部です。

トレンチ掘削に続いて、グリッド掘削を始めました。

遺物が全然出ないので、まだ全面調査する気になれず、グリッドごとに部分掘削する作戦です。本調査に臨む前の「確認調査」みたいな設定です。

掘削範囲を決めて、手のあく人を待っていたら、道路から声をかける人が一人。いおサポ会員のN藤さんでした。ちょうどいいところに!!もちろんグリッドに入ってもらいました。ちょうど人手が不足している最中だっただけに、ありがたさ2倍。

「みんなで掘る笹山遺跡」をやっていたときの思い出話にも花が咲きました。「E藤はすごく綺麗に掘ってんですよ。で、奥さんは僕と同じでアレした、ふふふ。」

そうでしたね、懐かしい日々です。

トレンチの中では遺構らしきものが見つかりました。遺物がないのでまだなんとも言えませんが、いわゆる焼土です。焼土をありがたがるなんて、まともな遺構が出てない証拠ですね。

「掘る」には3種類あるような気がします。遺物を出すこと、遺構を見つけること、土を加工すること。この3つ。もちろん同時に複合して行います。

大体の人はひとつめの遺物を出すことだけが発掘だと思ってるので、この複合に戸惑いますね。教えるのも大変です。お宝とか潮干狩りのような感覚は補正していただかなくてはなりません。

僕らの感覚では、作業量的には土の加工が最も多くて、発見のランクなら遺構がいちばんです。遺物は、確かにお宝感はあるけど、それだけじゃさあ・・・という感じです。土器1個体出していただくより、トレンチを綺麗に掘ってくれる方が嬉しいです。

そんなわけで、いったい何が言いたいかというと、「土の色が違ってたら教えてね」ということでした。

おしまい。

調査員

(2018年07月10日)

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出ました!
調査員の阿部です。

昨日と一昨日と雨だったので、また水抜きから始まった今日の調査。

人数が少ないので四苦八苦。

トレンチを掘るのも時間がかかります。

「発掘はじめて」のシルバーさんたちには戸惑わせてばかり。

それでもなんとなく形になってきました。よかった。


そんななか、トレンチの中から「阿部さん!なんだいこれ!」との声が。

ついに来たか!

と駆け寄るとそこには「磁器」・・・・ピッカピッカの現代ものでした。

超〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ローテンションで、「新しいですね、ダイブ」とお答えしました。

いまのところ出ているものというと、ほとんどが縄文土器。今回は縄文を掘る予定がないのに、、、なんという皮肉。

中世面を掘っているはずなのですが、肝心の中世遺構はおろか中世遺物もまだ未発見。

あまりにも面白くないせいでしょうか、磁器のお猪口にプリントしてある文字をじ〜〜〜っと眺めて、なんて書いてあるのか真剣に考えてみたりしてました。

すぐにハッと我に帰りました。

苦行は続きます。


阿部

(2018年07月09日)

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発掘実地研修
連日降った雨は、調査区のブルーシートの表面を流れて周囲の溝へ。

溝は従って堀のようになっていましたし、シートの上には流れきれなかった雨が水たまりになっていました。今朝はまず、排水作業から。

中央のトレンチは幅50センチにしていましたが、思いの外深い部分があって、掘りにくくなってきたので100センチに拡張しました。

まだ慣れない作業員さんたちは、50センチのトレンチから壁を掘るようにして堀り進んでいました。

 「ゴホ・・・・」

とまたセキ払い。

 「上から順番に掘ってくださーい。」

と声をかけるも、上の層から下の層までドカドカ〜!っといくので

 「ゴホ・・・」

とまたまたセキ払い。

 「集〜〜〜合〜〜〜〜!」

出土場所(地層と座標)と出土状態が重要になるので、横から断面を縦断的に掘るんじゃなくて、上の層から順に掘るようにして欲しいな〜なんて。

熱心に耳を傾けてもらえてありがたいことです。
現地実地研修はまだまだ続きそうです。


調査員

(2018年07月06日)

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漸移層
調査員の阿部です。

今日も雨。台風の影響だそうです。

発掘調査はもちろん中止です。

こんなときは出土遺物の基礎整理をしたり、現場では落ち着いて考えられない調査計画を練ったりするのが最適です。今日は、調査区外周の壁面が大方揃ったので、それらを机上で対比していました。次に現場に入ったら地層番号を決めようという心積もりで。

まだ一部が、事情があって不明のままですが大体はメモ(画像)の通り。基本は画像右下のようになっており、下から順にみると、

 黄土→漸移層→表土

こんな感じ。超簡単ですみません。本当はもうちょっと細かいですよ念のため。

で、東の方では黄色の土に削平されたり耕作痕跡が見えたりしています(画像左下)。また、北側では東から西へ自然流路があるため、石が大量に混ざる土が堆積し、落ち込んでいます(画像上)。黒い土に石が多く入ってるのは下の層からの漸移的な成層なのかもしれません。

黄色い土は、以前の調査では「II層」または「2層」と呼んだものです。いまさら層番号を変えればややこしいので、2層のままでいこうと思います。

じゃ、漸移層は?・・・それはまた今度考えます(うそ)

ちなみに、先日、ある学会に行ったら漸移層の読みを「ざんいそう」と言っている人がいましたが、これは「ぜんいそう」じゃないでしょうか。漸移は、連続的に変化することを意味していて、グラデーションのことです。

そういえば、考古学では時折漢字の読みが問題になることがあります。前に、「半截」の読みは「はんさい」か「はんせつ」か、ということで議論があるとを聞きました。僕は「はんさい」といってますが、確かに漢字を真っ直ぐに読めば「はんせつ」ですよね。

ここを見ると↓、「はんさい」は慣用読みとあります。大辞林からの引用のようです。
https://www.weblio.jp/content/半截

慣用というのは通用していればそれで良いというものだと思うので(たぶん)、あんまり気にするほどではなく、どっちでもいいとうこと、、、といったらどこかから何かが飛んできそうなので、これは超大事な問題だと指摘しつつ、「ざんいそう」ももしかするといずれは慣用読みと呼ばれる可能性もなくはないと申し添えて、キーを打つ手を止めたいと思います。

調査員

(2018年07月05日)

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雨が多いですね
調査員の阿部です。

雨が多いですね。今日は発掘はお休みしました。代わりというわけではありませんが、博物館で展示解説をしました。小学校3年生、、昔の米作りについて。

昔・・・・・。出ました「昔っていつなんだ問題」です。歴史はもとより、博物館では「いつのことか」はとても大切です。

おじいちゃんとかそういう時代の話、と思うかもしれませんが、こんな質問があります。「十日町では昔から米作りをしていたのか」。一概におじいちゃん世代を想定しているわけではない気がします。

ところが、3年生というとまだ「歴史」を学習してないので、弥生時代とか言っても説明にならなりません。だから「今から何年前」的に言ってみたりもするわけですが、これはこれで例えば3000年が100年の何倍かもよくわかってない子もいそうで、大変なわけです。

それから、「今と昔を比べたいなら、今のことも知っていてね問題」。

これも大切。今について調べて、それをもとに昔を知る。調べる項目を同じにしておけば、その違いがはっきりしますし、違いの意味を考えることも容易になりそうな気がするような気がします。リーディング次第で博物館で見るべきもの、訊くべきこともはっきりしてくるような気もしますが、気のせいかもしれません。先生方への期待です。

ところで、面白かった&話が膨らむ質問はこれです。

「本当に人間のうんちが肥料だったのか」

いいですね。小学生ならみんな大好きです、うんち。否応無しに盛り上がります。

人糞肥料の歴史は、16世紀にはあったとかで、江戸時代になるとより盛んになりました。田んぼだって毎年作ればあっという間に痩せます。年貢のため、目標とする収量を達成するには肥料は欠かせません。草(刈織:かりしき)、牛馬の糞、そして人糞です。

江戸時代には、都市部で出された人糞を農村で買い取り消費するシステムが確立していました。なんでも社会階級が高い家の人糞ほど高値になったとか。いいもの食べてるから、ということでしょうか。この循環システムのおかげで都市の衛生環境と農村の生産量とがともに維持されたわけです。

それだけに化学肥料が普及したり下水道ができたりする戦後までは普通に使われていました。だからまだ肥溜めの記憶がある高齢者は多いし、誤って落ちちゃった人の話なんかも聞けたりします(でもなぜか自分が落ちたという話は聞いたことがない)。

ちなみに糞尿は、そのままでは有害だそうで、肥溜めは単なる貯蔵施設ではなく、発酵させる施設なんだそうです。へ〜、ですね。味噌玉の発酵についても面白かったですが、ここでも発酵の科学があります。

これはぜひ実験・・・・・・・・・・・・・・・・・


しません。ゼッタイ。


調査員

(2018年07月04日)

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真ん中トレンチ
調査員の阿部です。

やっと四周のトレンチが掘り終わりました。

次は、調査区中央部あたりから四方に伸びるトレンチの掘削を始めました。

初めて発掘業務を行うシルバーさんたちは、周りのトレンチと同様にドカドカ掘るので、「えっとですね・・・」といいつつ、発掘調査モードに段階的に切り替えるようにお願いしました。

移植ゴテや両刃鎌(りょうばがま)の正しい使い方(ただし発掘のため)から、壁や床は地層を観察できるように綺麗に削ることとか、遺物が見つかったらどうするか、遺構とはこういうものだ、、、、などなど。

キリがないくらいたくさんあるので、順次お伝えして慣れてもらうしかありません。

 「遺物って聞くとさ、どうしても異物を思い出しちゃうんだよなー!なんか気持ち悪い感じがする!」

まあ、まあ、そうおっしゃらずに。土器を見つけて「遺跡が出た」というより随分いいはすですよ。

そんなこんなをしているうちに笹山日記用の画像を撮るのを忘れていました(また)。

調査員

(2018年07月03日)

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水の道
調査員の阿部です。

今日は最高気温33度という予報で、始める前から「うへー」という気分でした。

案の定、午前中からひどい暑さで「うへー」となりつつも、一方でシルバー作業員さんたちの体調が心配になったりしつつ、途中で必要物品の買出しをしたり、博物館のお仕事を挟んだりして、なんだか気もそぞろな一日になりました。

今日は調査区の壁をだいたい削り終えました。
東側から西側に流れていた水の道の堆積物の断面が、東の壁と西の壁とにそって掘ったトレンチでそれぞれ確認できました。これは多分、今は陸上競技場の脇を流れている水無川(みずなしがわ)だろうと思います。笹山遺跡はもともと扇状地の中にありますから、川筋があっちへこっちへ動いていたのだろうと思います。今回のはそのひとつだろうと。
画像は、東側の断面です。小石がたくさん混ざっていて、黒い土の深さが中央に向かって下がっているのがわかるでしょうか。

あと、現在の段々畑のまえに、やっぱり土を切り盛りして、耕作土の下の黄色い土を削った痕跡が見つかりました。この黄色い土は、笹山では「2層」と呼ばれていて、中世の遺構がみつかる土です。

笹山では中世遺構が出る割に遺物が少ないと報告されいます。河川やこういう切り盛りも原因の一つじゃないかと思いました。

阿部

(2018年06月29日)

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発掘現場の生きものたち その3
調査員の阿部です。

今日の発掘は雨で中止です。

ちょっと降ったくらいで休めるかー!という気持ちはあるのですが、発掘調査は土を掘り、土に学ぶもの。その土のコンディションが悪ければ当然調査の成果が悪くなります。

やっつけ仕事をしてはいけません。ここは、じ〜っとじ〜っと我慢我慢なのです。

こういう日のためといってはなんですが、今日も生きものを紹介。画像は、たぶんアオダイショウさんです。毒はないそうですけど、まえに調査中に現れたシマヘビに追いかけられた記憶がよみがえり、遠巻きに撮影。小心者です。そのせいで肝心の頭部が写ってません。

表土掘削するショベルカーの運転手さんからも見えたらしく、「ほれ、あぶねっけ、あっちへいがっしゃい。」とばかりにバケットの甲で土ごとそ〜〜っとどかしてあげていました。なんだかホッコリしました。

ふと、ホビットの冒険に出てくるビヨルン(熊男)のセリフを思い出しました。客人のドワーフたちを目の前にしてこう言ってのけたのです。

「俺はドワーフが嫌いだ。欲深で、身勝手で、自分らより劣っているとみなした命に無関心・・・」

ビヨルンは礼儀正しさを重んじるというキャラ設定ですが、そのビヨルンをして本人たちを前にしこう言わしめた、そこに重みがつけられています。

自分らより劣っている命・・・。恐ろしさが心の底からじわじわとくるのを感じさせられた表現で、忘れられません。


調査員

(2018年06月28日)

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耕作痕
調査員の阿部です。

今日は天候が思わしくなく途中で終了しました。

博物館倉庫にあるありったけのブルーシートを持って行って敷いたのですが、全然足りなくて、みんなで失笑しました。買い足しが必要です。といってもまだ表土を取ったばかりなので、雨による損失はほとんどないと思います。

さて、画像は、現在の畑ができる前に行われた造成を遡る、畑の耕作痕跡です。黄色い土の中に、黒っぽい部分がぼんやり2列あるのがわかると思います。これが耕作痕跡。

黄色い土にゴボウ作付のトレンチャーとか鋤(すき)などが到達し、そこに上層の黒い耕作土が入り込んだためにこうした形で残っているのです。いつの痕跡なのだろう。周りの浮いた土を綺麗に掃除していたらプラスチックっぽい素材の何かの部品が出てきました。プラスチックの普及は1960年代以降です。

 プラスチック図書館
 http://www.pwmi.jp/tosyokan/02_rekisi.html

これが耕作痕跡の年代を直接表すわけではありませんが、新しいものが混ざる地層であることだけは確かです。さあ、これからガンガン掘っていきますよー。

調査員

(2018年06月27日)

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発掘現場の生き物たち その2
調査員の阿部です。

今日は表土掘削が終わりまして、道路側の調査区境界のトレンチ(開渠:かいきょ。)掘削をしました。

調査区の四周はトレンチを掘ることが多いです。

理由の一つは、地層の記録のためです。トレンチのなかなら全体の掘削に先立ってより深く記録しておくことができますし、周囲なので調査の邪魔になりにくいのです。地層の記録は、歴史を扱う考古学にとって、時間の前後関係を表す生命線なので、とても大事なのです。

もう一つの理由は、雨対策。調査区は周りより掘り下げているので、雨が降ると水が溜まりやすいです。発掘調査では土の違いを見極めることが必要ですから、そのコンディションももちろん大切。もし水浸しにしたりプールのようにしてしまったら表面が泥と化しますから、また削り直しになります。削ればそれだけ土が減りますから、記録すべき形状がどんどん失われ、変わってしまいます。ようするに台無しなわけです。

そういう事態を防ぐため、予め周りに溝を掘ってそこへ流れ込むようにしておくのです。水がかなり溜まればだいたいはポンプで汲み上げたりして排水します。雨が降った後に湿った土を乾かすことにも役立ちます。・・・基本すぎて書くのが恥ずかしいくらい基本です。

で、そのトレンチの画像を笹山日記用に撮るのを忘れていましたので、画像は今日もいきものです。

今日の生き物は、キタアオオサムシさんです(もちろんgoogle画像先生のお世話になりました。)。緑色のグラデーションが美しいですね。トレンチに落ちていたので助けてあげました。いい虫生を!

調査員

(2018年06月26日)

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なにムシ?
調査員の阿部です。

今日もひたすら表土掘削。表土を重機で取り除くわけですが、これだけでもいろんなことがわかります。

昨日は段々畑になっている畑の際を剥いだら、下から耕作痕跡が出てきました。畑と畑の間は、昔から決まっているようでいてそうではないということ。畑に土を盛って、そこに段々畑の新しい境界が作られ、しかもそれぞれの持ち主が違うと。

いま耕している方々も知らなそうだったので、もっと前のことなのでしょう。

今日は今日で、昔の水の道が見つかりました。発掘現場では「自然流路」という言い方をしています。人が意図して作ると直線的だったり角度が一定だったりで決まった形になるのですが、自然流路の場合はもっと漠然としています。

この流路が土で埋まり、その上に現在の畑がありました。流路の落ち込みは現在の地形に全く反映していないので誰も気づかなかったとお思います。

表土掘削をすると草むらや地中のムシが顔を出します。今日たくさんいたのはこれ。

なんていうんでしょう?子供の頃「ゴミムシ」と呼んでいたものがこれに似ている気がしますが・・・

調べてみたら、オオヒラタシデムシ、というらしいです。google先生さすがです。

しかもその幼虫の画像もヒットしまして、見た見た見た!と叫びそうになりました。現場で細長いダンゴムみたいなのがいるなと思って見ていたんです。あれは幼虫だったのかーそうかー。

なお、現場で見たいきものシリーズは、以後もアップ予定です。

調査員

(2018年06月25日)

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絶賛表土掘削はじめました
調査員の阿部です。

今日から笹山遺跡の第11次発掘調査が始まりました。

砂利駐車場を作るので、その前に、という感じの調査です。

今日はショベルカーで表土を掘削しました。

掘り始めると近隣の方々が見にきてくれたり声をかけてくれたり、

なんともありがたいことです。

 「なんか出らん?」

 「今回は縄文じゃなく中世なんですよ」

 「なあんだ(ガッカリだぜ)」

という感じでして、なんとなくすみません的な気分になるのでした。

できればですね、

「大井田家の埋蔵金とか出ちゃったりする?!」とか、前のめりでパンチのきいた質問が欲しいですね。

その時のために、夢物語100%の回答を用意しておきますので、皆さんもふるってお越しください。

あ、そのときは是非とも調査区に入る前に声をお掛け下さいね☆

阿部

(2018年06月22日)

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また始めます。
今週の金曜日から、始まります。

何が始まるって、笹山の発掘調査です。

今年は中世面を掘ります。


今日は一緒に調査する測量会社の方々と現地打ち合わせ。

調査区の枠が確認されました。

それにしても、この季節の雑草の生育のよろしいこと。

3週間前に刈ったということでしたが、すでにボーボーです。

綺麗に刈ってからショベルカーで表土を剥ぎます。運転はもちろん僕、

・・・って、そんばことはありません。土木会社のプロの方がします。

いまや発掘調査は測量・土木会社の方々と一緒にするのが普通になりました。餅は餅屋なのです。


調査員

(2018年06月18日)

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